最終更新日:2001.03.04

カービングスキー

僕は学生時代はスキーが大好きでした。白銀の世界は何かしら清潔で魅力がたくさんでした。年間にゲレンデに立つ日が20日くらいはあったでしょうか。

しかし会社に入って時間的な余裕が無くなるとだんだんと魅力が無くなっていってしまったのです。その理由を箇条書きにするとこんな感じです。

体力的につらい:元々頑強な肉体ではないので、夜、運転していって昼滑って、夜に帰ってきて次の日に仕事というのは正直とてもつらかった。その遊びができる友人達がとてもうらやましかったです。(今もそんな頑丈な肉体はうらやましいのですが(^^;)

自然保護精神に反する:僕が学生の時代(10年くらい前になるのかな)にもヨーロッパではアルペンスキーは自然破壊の元凶ということでやっている人は肩身が狭い、なんていう記事もスキー雑誌にありましたが、僕は今の日本でも同じような感覚が育ちつつあるのではないだろうかと考えています。少なくとも僕はそんな目で見てしまうんですね。

もともと木が生えていた場所を切り開いてゲレンデを作るわけですが、これが自然環境にとって大変よろしくない。夏にスキー場に行くとよくわかります。元々木が生えていた場所には草が生えていまして一応大幅な土砂の流出は無いようにもみえますが、斜度の急な場所ではそういう訳にもいかず土が露出しています。土砂の流出も問題ですが森を切り開いてしまうと生物の関係を寸断してしまって大変よろしくないのだと思います。

地元に仕事を作ることもとても重要だとは思いますがこれ以上スキー場やゴルフ場等を作って自然破壊を行うことは個人的に大変反対です。ゲレンデに立つ時は「山の神様、ごめんなさい」と思うことは重要だと思います。

技術的に向上しないから面白くない:スキーをはじめた頃は自分の技術がどんどんうまくなるのが大変な快感でした。前回はうまく下りられなかった斜面をサッサッと下りられると「おー、成長したではないか」と実感できてうれしかったものです。しかしそんな感情もある程度まで滑れるようになってしまうともう無くなってしまいます。大学院生の頃は女の子にスキーを教えることしか楽しみはなくなってしまったといっても他言では無かったでしたね(^^;。

ゲレンデだけしか楽しめないからなんだか窮屈:ツアースキーと言うのでしょうか?あれをやればきっとそんな事は全然感じないのでしょうけど、スキーに関して言うと僕は普通のスキーヤーで、やってみたいとは思いながらもかなり敷居が高くてできませんでした。何と言っても冬山に入るということが僕には命懸けのような気がして。(MTBで行く山は冬の山ですがいわゆる冬山ではないと思ってます。だってMTBに乗れるくらいなんですもんね。)

転じてMTBでは特にゲレンデというものは無くて自由に遊べるのでこれと比較するとスキーは色褪せてしまったです。


コテンパンにスキーをけなしていた僕ですが厳冬期はMTBは遊ぶ所がかなり限定されてしまう。それならばということでスノーシューを買って履いて遊んでみたりもしましたがもう少しみんながしているものもやってみたい。そんなこともあって友達の買い物についていって久しぶりにスキー用品店に行って見た所、カービングスキーで遊んでいる写真がありました。

激しいバンク角。場合によっては両手を雪面についているではないですか!楽しそう!これはやってみたい!ということで早速グッズの調査をはじめました。

すると僕がしたいと思っているのは「エクストリーム・カービング」というものであるそうだということ。これには柔らか目のブーツとこれ用の板、そしてビンディングは板とのあいだにスペーサを入れて取り付けるとエッジが効いていいということもわかりました。

そこでまずは近所のアルペンに行って見ましたが僕の大変いびつな形状の足に合うブーツが無い。トホホ。ということで新栄のビクトリアまで行って買ってきました。

板:Fischer radarc extreme 150

ビンディング:Tyrolia racing FF + プレート10mm

ブーツ:Atomic Super Lite 3

税金込みでしめて69k円。以前の僕は見栄を重視して道具のランクをとても気にしていたのですが、今回は気にせずに買ってみました。だってメインはMTBなんだもん!といいつつもビンディングは前後つながりタイプにしてみました。店員さんによると2年前のモデルだから安価で出せますということ。きっと入門用の板とブーツなんだと思う。でもそれで構わないのだ!大人になったなぁ。(おじさんになったのかも(^^;)

会社の友達に聞いた所、最近の若い子の人口が減ってきているからとか言う事でスキー人口も減っていて、スキー場も以前の様に混んでいないと言うこともわかった。特に名古屋に近いファミリーゲレンデはそうらしい。厳冬期にしかやらないのであればそこで十分だ!追い風が吹き始めたような気がする!


早速、ゲレンデに行って乗ってみました。感想は下記のような感じでした。

・今までの滑り方でもなんとも無く滑れる。

・回頭性はとても強い。

・読んだ情報のように体重をしっかりかけていくとなんかカービングターンっぽく曲がることもわかった。

・まだまだカービングターンがしっかりできないのでとても楽しい!たまにいい感じっぽいとうれしくなってしまう。

ってな感じでなんのかんのとケチをつけていたスキーですが今年の冬から復活しました。といいつつも資格試験やら風邪を引いてしまったりで結局今年は2回しか行けなかった。カービングターンができるのはいったいいつになるんだろうか?

おまけにスキーに行くと体調を崩して風邪を引いて会社を休んでしまう。きっと基礎体力が落ちてきているからだろう。去年はいろんな事があって運動していなかったからだろうね。今年は週に一回は運動して基礎体力をつけなくては!!


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